テラコ流・乳がん再発防止ケア (近藤誠先生のがんもどき)

乳がん 近藤誠先生

8月13日、外科医の近藤誠さんが亡くなられた。近藤先生は、「がん放置療法」、「患者よ、闘うな!」、「がん治療に殺された人、放置して生きのびた人」、「医者に殺されない47の心得」などの本を出されていた。大分前だが、私もその表題に興味があって読んだことがあった。

乳がんの標準治療には、手術・放射線治療・抗がん剤治療・ラジウムがある。ラジウムの効果は素人の私にはわからないが、一般の病院での治療ではこの3つだろう。その他、ホルモン剤の服用、ハーセプチンなどなど。

近藤先生がご自分の経験から本や動画で言われていることには、まず、手術についてだが、ガンを切ると暴れるリスクがあるとのことだ。例えば人間ドック等で小さなガンが膵臓に見つかった時、手術後、きれいに取り除き成功しましたよ~と言っても、その後肝臓にガンの転移が見つかり、また手術をしなければならなくなったり、手術しなければもっと長生きできたのになど、先生の目を通して書かれている。

また、抗がん剤は固形ガン(しこりのできるガン)には効かないことを隠して投与されているとか、抗がん剤は正常な細胞も叩くことで、寿命が縮まりますよとも言われている。

先生の言葉で印象的なのは、「がんもどき」という言葉だ。がんもどきはスーパーでお豆腐等の売り場で売られているがんもどきを思い出す。私はがんもどきは好きな食材だ。

先生の言われる「がんもどき」とは、細胞診でガン細胞が見つかっても、他に転移などしない、したとしてものんびりとしたあまり悪さをしないガンのことを言われているのだろう。確かに進行性の速いガン、のんびり大人しいガンと種類はあるようだが、大人しいガンでも必ず増殖はしていくのではないだろうかと私は考える。

なぜなら、自分の乳がんも大人しいガンと言われたが、今回ガンが判明した後、手術までの約5か月間でやはり明らかに増殖したからだ。それは数字に出ている。

「大人しいタイプですよ。0期の非浸潤ガン(2㎝)でまだ血管を破っていない状態です」と言われ続け、それが手術の遅れからかどうかはわからないが、術前のMRIで2㎝が2.4㎝になったといわれた。「中に広がってはいますが、まだ、非浸潤ガンですから、まだ0期ですから」と、ドクターから何回も言われたのだ。「はあ~、4㎜も広がっているじゃない。」明らかに増殖して広がっているように画像で見えた。4㎜ってガン細胞が4億?なんじゃないのか。1㎝で10憶のはずだ。これって、決して小さくはないだろう。

手術後に、「1期の4㎜です」と言われた。このドクターはいい加減だなと思う。彼は教授だからそれなりの知識はもちろんあるのだろうが、次から次の沢山の患者を診ていて、こういう風に以前言った言葉と今言った言葉が矛盾するようになってしまっていても気が付かないのだろう。多分、混みすぎて手いっぱいなんだろうな。それだけ、乳がんの患者さんが多いのかもしれないし、もっと、若くて進行性の速い、急ぎの患者さんを優先するのかもしれないし。

だいたい、12月の診療時にマンモグラフィー検査で異常なし、「1年後に来て下さい」と言ったドクターだ。私が「超音波もやって欲しい」とお願いしたのにも関わらず「えっ~!」と椅子に踏ん反り困った顔をして、やってくれなかったドクターなのだ。その後、同月に、たまたま地域の検診で乳がん検診(超音波)を数か月前に予約を取っており、結果が悪く出たので、再度、この病院にCD等を持って行きガンが発見された。そうでなければ、1年後の診察だったのだ。顧みると私自身の必死さがそこにはあった。「これはおかしい」と思ったら、自分で動くべきだと思った。

確かに素人の私の考えとしては、手術によってガンが広まってしまうリスクはあるのだろうし、私の場合は、3か所も生体検査の針でほじくられたのだから、これでガンが広がってしまったのではとも考えてみた。生体検査をしたら、なるべく早く手術をした方が良かったのではないか、また、手術はマイナスな点もあるのだろうな等と考えている。そもそも身体の内臓が空気に触れるのは良くないのかもしれないなどと改めて近藤先生の言葉を思い出している。

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