くちびる占い師

この人のことはとっくに忘れていた。思い出したのは、17歳の交通事故から3か月後の退院後のことだ。ある日、何気なく思い出した!(^^)

そうだ! あの時、あの占い師から言われたっけ。「貴方は近く大きな事故に遭いますよ!」と。

「エッ~、そんな~、信じられない。事故? どんな事故ですか」とても、交通事故ど考えられなかった。

この人は私の両手を取って、私を見つめた後、私の手相を確認した。そして、言ったのだ。「この事故は避けられません」と。「でも、貴方は良い人なのね。事故は大きいのですが、、、」✋

「後遺症は残りますか」「残るでしょう。でも、大きな事故にしては小さな後遺症ですみます。「不幸中の幸いとなるでしょう。」「えっ~、そんな~、いつですか、いつ事故に遭うのですか?」

私はびっくりして言葉が出なかった。この人は、40才前後の上品な中肉中背の女性👩だった。髪がセミロングで柔らかくカールしていた。そして、何か暖かさを感じた。「私は長生きできますか。60才まで生きられますか」と聞くと「胃に気をつけなさい! 貴方は、この事故の後、ある人と出会います。」「はぁ~、誰ですか」「その人は大変な人格者です。貴方はその人に出会って変わるでしょう」狐につままれた様な気がした。

私は、近くで待っていてくれた友人K子の所へ行くと、すぐこの何とも言えない占い師の言葉を話した。「そんな~、大丈夫よ。事故なんて、遭わないから、忘れなよ!」と笑い飛ばされた。「そうよね~、事故なんて遭わないよね」

そのちょうど半年後、お誕生日間近、私は横断歩道を渡っている時に、普通乗用車に11メートル飛ばされる大きな交通事故に遭ったのだ。🚙

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