タンゴ

6月18日、友人T子と東京タンゴ祭に出かけた。タンゴの音楽とダンスと歌のフェスティバルだ。4つのグループが約40分位ずつ披露した。以前、社交ダンスを少しだけかじった私は、ダンスには興味がある。ダンスはなかなか難しいものである。ダンス用の靴は買ったものの、新型コロナウイルス禍でご無沙汰している。

この音楽の楽器の中でバンドネオンと呼ばれる楽器になぜか惹かれた。まずは、アコーディオンのようなものかと単純に思ったのだ。この音色が何とも他の楽器に色を染めているのだ。アルゼンチンの明るく情熱的なイメージに何か引っかかる音を奏でている。

私の知人には、フラメンコを習っている美人姉妹がいる。彼女の発表会を見に行ったことがある。タップが難しそうで華麗で魅力的で美しかった。初めてフラメンコを見たのは、多分私が10代の頃だった。近くにフラメンコのレストランがあり、友人と好奇心で入ったのだった。フラメンコとは何ぞやである。薄暗い舞台に照明が効いて 何か情熱的な中に隠された陰りのようなものが感じられた。

また、フラメンコは、20代で初めての海外旅行へ行ったフランス、スペインの中で、マドリッドにあったレストランのオリーブ油の効いたスペイン料理を頂きながらフラメンコを見たのだ。結構遅い時間帯だった。眠たくなって来て、ようやくフラメンコの踊り手が出てきたのだ。この時のフラメンコにはジプシーの何か影りのような悲しさを感じたのだった。

タンゴとフラメンコは全く異なるダンスなのだが、何か共通なものを感じる。多分、「情熱的」と言う言葉なのだろう。タンゴは男性、女性がペアで踊り、フラメンコは男女1対1とは限らない。今日は、ペアーで踊るタンゴの華麗さに魅了された。また、タンゴの音楽は、バイオリンの音色、ピアノ、コントラバス、ギターそしてバンドネオンと、一つ一つの音が合わさって一つ一つに絞って聴いてみたりして、この♪音楽にも心がときめいたのだった。

もっと若かったら、私も楽器やダンスをマスターしたかったなと思ったりした。(笑)まあ、長く使っていない自分のピアノでも久しぶりに調律を頼んでみようかななんて思ったりして。そういうことを思いながら年月があっと言う間に過ぎて行く。過去何回そう思っただろうか。いつもそう思いながらいつも言い訳してやらない自分がいる。社交ダンスも初歩からもう一度学んでみようかな、、、なんて帰り道でペチャクチャ話しながら、ちらちらとT子とのウインドウショッピングに気が移っていた。

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