乳がんのセカンドオピニオン(1)

ガンと告知をされたら、セカンドオピニオンを他の医師に求めることは大切です!と、よくと言われている。

14年前、私は国立の病院のH医師からガンの告知を受けた。1.5㎝のガンの大きさだというのだ。手術は、良性ならばこうして、悪性ならばこうしてと、悪性の場合はこうして深く切るのですよと説明を受けた。ガンの場所から3㎝、つまり3㎝プラス3㎝プラス1.5㎝、合計7.5㎝の幅で切るという。「乳首は無くなるのでしょうか」と尋ねると、「かもしれません。」と冷ややかに言われたのだ。ガガ~ン!7.5㎝では、全摘出と同じようなものじゃない?

診察室を出てしばらくして地下の売店に行くと、偶然H医師が買い物をしていたのだ。「あっ~、先生!あの~先ほどの手術の件ですが、ちょっと、ショックで~、もっと小さくできないのでしょうか」と尋ねると、先ほどと同じことを返答された。「もし精神的に苦しいのでしたら、精神科をご紹介しますよ。」と、言われたのだ。はあ~?、、、と思わずこれじゃダメだと思ったのだ。H医師は優秀な医師だと思う。それは今でも変わらない。説明も理論的ではっきり分かりやすい。なかなかの先生だ。でも、国立病院はどうも、大きく切るらしいという評判をある人の闘病記から感じていた。

次の診察日に私はH医師に「先生、私はセカンドオピニオンを受けたいです」と、思い切って言ったのだった。先生は、「良いですよ。書きますよ。」と言われ、ガンの詳細のデータを頂いた。H医師は私の乳がんを発見して下さった大切な医師であり、優秀な医師だが、私はもっと小さい傷にしてもらいたいと思ったのだ。そして、有明の癌研の岩瀬先生を尋ねた。

Follow me!

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です