10の10乗で1㎝の乳ガンの大きさ

1個(2個から数個とも言われているが)の傷ついた細胞がガン細胞になって行くと言われる。毎日、ガン細胞は生まれて来るのだろうけれど、私達の身体には、自然免疫力と呼ばれるナチュラルキラー細胞(NK細胞)があるので、これでかなり守られるらしい。しかしながら、喫煙やアルコールの飲みすぎ、肥満、ストレス、紫外線、老化等、生活習慣病を原因とする生活ではこのナチュラルキラ―細胞が弱くなってしまうのかもしれない。どうもガン細胞に負けてしまうのではないかなどと考えてしまう。また、乳ガンは進行の速いタイプと大人しいタイプとあるらしい。年齢によっても進行度は異なるのだろう。

10の10乗、つまり10億のガン細胞になると、約1㎝になると13年前に専門家に聞いた。「10億で1㎝なんですね。」と。そして、ある時期からガン細胞の増殖がどんどん増えて行くと言うのだ。大人しいタイプのガンでも必ず増え続けて、大きくなって行くはずだ。

13年前、私の知人は乳ガンになって12年目に再発をしたのだった。彼女の再発したガンは顔面の髪の毛に沿ってブツブツ状の腫物となって出て来たのだ。彼女は、親からの遺産が沢山あったので、当時自分の血液を取り出し、それを綺麗な血液にして、また元に戻す治療に600万円掛けたとのことだった。「へえ~すごい金額ね。お金持ち~!」と叫んだものだ。私にはそんなお金は無いからこんなことはできない。でも、そんなお金を掛けても再発したのか。“う~ん”と考えてしまった。特に他のガンと異なり、乳ガンは10年以上経っても再発するガンと言われている。他人事の様に思っていたが、自分も13年後に乳ガンの再発となったのだ。

基本的に私は高すぎる治療は考えた方が良いと思う。自分はそんなお金が無いからそもそもできないけれど。それでも13年前の私が受けた治療は、術前EC療法(抗がん剤)半年間、温存手術、放射線治療1ヶ月、ハーセプチン1年、10年間に渡る女性ホルモンを抑える薬、、、と先進的な治療は全部受けてきたのだ。

しかしながら、13年後にまたしても乳がんができてしまった。転移ではなく原発だと思う。前回は、管ガン(もしかしたら硬ガンかもしれない。)と言われた。今回はアポクリンガンだ。このガンは特殊型乳ガンと呼ばれ、乳がん全体の約1%と言われている。また、HER 2は前回3+、今回は2+、前回はFish法の遺伝子検査は受けなかったと思う。この検査は陰性だった。ということは、前回のハーセプチンはもしかしたら陰性だったとしたならば、ハーセプチンは効いていなかったのかもしれない。とても効果が高いと言われたハーセプチンは「私はこれで大丈夫」と思っていたが、もしかしたら効いていなかったのかもしれない。この検査で陽性ならば効果があるのだろうけど、陰性では効果は無いのだろうから。

今までの治療はいったい何だったのだろう。私の今回の手術結果からは、標準的には薬物療法を行うべきなのかもしれない。でも、この医師は、大きさが4mmだし、アポクリンガンはゆっくりでもあるということで治療無しでも良いのではないかと言うのである。この医師の話題はもう「乳房再建」の話をしているくらいだから。う~ん、13年前、あれだけ先進的な治療を全部やったわけで、それでも再発したんだからなあ。ガンを育てない、基本的な、食事、運動、精神衛生プラスお風呂、それにサプリメントで乗り切った方が良いのかもしれない。生活を変えなければ、またガンになると言うことなんだね。

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