不思議な出会い

「アドロ」という歌がある。アドロ♪、、、夜の不思議な~出会い♪、、、という歌だ。私はこの歌が好きだ。この歌の様に人生には不思議なことがあるものだ。

高校1年の終わりの春休みにクラスメイトと行ったデパート。この時の春のリップスティック💄のキャンペーンをしていた化粧品売り場の華やかさ。そしてその中にあった唇占いコーナー。どうしても占ってもらいたくて初めて買ったオレンジ系の口紅。この女性の占い師から言われた言葉はあまりにも衝撃的だった。私の人生を今振り返ってみると、こんな不思議なことはこの時、ただ1回だけだったような気がする。

🐢亀おじさんの本名は亀三さんといった。🐢亀三さんは、私にとっては、神様みたいな人かもしれない。当時65歳位だったのだろうか。私は18歳だった。フレッシュマンの私は会社の1階の守衛室へ行き、守衛さんに挨拶をした。この守衛さんが亀三さんだった。元軍医さんの亀三さんは、穏やかな顔つきの人で、昔の人としては背丈があり、一年中、青い半そでの作業服を着てらした。作業服の中は白のランニングシャツだけだったのだろうか。冬の寒い日もこのスタイルだった。なんで、寒いのに半そでなんですか、と私は尋ねたと思う。髪の毛はなく頭の周りは白髪だった。頬は少しピンク色で健康そうでだった。

18歳の私は、毎日悩みの連続だった。まだ社会人になったばかりなのに、営業部での輸出の書類を作る難しい仕事を一人で背負ったのだ。英語が好きだったので、仕事は自分には向いていたが、女性の先輩は毎日遅刻ばかり、お休みも結構あったので、引継ぎらしいこともなく、そんな中で私は右も左もわからず心細かった。また、会社が終わると、会社からの要請で夜間のビジネススクールに通わされたのだった。通わされたというよりも、通わさせて頂いたというのが正しいと思う。なぜなら学費は会社の負担だったからだ。感謝しなければならないと思う。

先輩の彼女はお化粧の派手な人で、身体はグラマーでダイナミックな人で仕事はなかなかできる人だった。女性にしては線の太い人で頼もしかった。人から何を言われてもびくともしないような強い人だったと思う。当時、彼女には婚約者がいたのだが会社の上司と不倫関係にあったと噂されていたのだ。私は不倫現場を見たわけではないのだが、二人が朝早く、🥐パンをつまみながら仲良く出社して来たのを皆見ており、周りの人達からはそうした噂を言われていたのだ。会社の同僚達は誰もがこのことを口にすることはなく、でも皆が知っていた、そんな状況だった。

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